【読んでみた】独学プログラマーのためのAIアプリ開発がわかる本
こんにちは。2020年1発目のエントリです。
本年もよろしくお願いいたします!
目次
読んだ本
何故この本を読もうと思ったの?
AIアプリを作れるということで!
「動くAIアプリ」を作れるのかーそれはやってみたいなーということで
半年くらい前に図書館に本を予約。
本の目次
- CHAPTER1 独学でも10万ユーザーのAIアプリが作れる!
- CHAPTER2 AIアプリ「文字起こし君」とは
- CHAPTER3 文字起こし君に使われている技術を知ろう
- CHAPTER4 JavaScriptを学ぼう
- CHAPTER5 HTTPについて学ぼう
- CHAPTER6 事前準備をしよう
- CHAPTER7 文字起こし君のコードを書いてみよう
- CHAPTER8 もっとディープなプログラミングの世界へ
本の内容
CHAPTER1 独学でも10万ユーザーのAIアプリが作れる!
著者の人はもともと文系大卒で趣味でプログラミングをしているそうで
学生時代「卒論の文字起こしが面倒!!」という問題を解決するべく
独学でアプリ「文字起こし君」を作ったという経緯を語っておられます。
- 身の回りの課題を見つけることから始めよう
- 「この課題を解決したい」という思いが大事
問題を解決するための技術力はもちろん大事なんですけど
この2つって何より大事だよなーと改めて思いました。
CHAPTER2 AIアプリ「文字起こし君」とは
作者が作ったAIアプリである「文字起こし君」についての内容説明。
ユーザがLINEボットに文字が含まれる画像を送信すると
画像の中に含まれる文字をテキストに起こして結果をユーザに返すといったものです。
「で、どのへんがAIなん?」というと
「画像に含まれる文字を抽出する」処理を Googleの「Google Cloud Vision API」という
画像識別のAIサービスを使っているところになります。
CHAPTER3 文字起こし君に使われている技術を知ろう
ざっくり以下の要素を覚えましょうという話。
CHAPTER4 JavaScriptを学ぼう
今回のアプリを書く上でJavaScriptがベースになるので
基本的な文法の書き方について説明してくれています。
自分はこのへんは習得済みなのでスキップ。
CHAPTER5 HTTPについて学ぼう
HTTPに関する基本的な説明。
自分はこのへんは習得済みなので(略
CHAPTER6 事前準備をしよう
プログラムを書く前の準備として以下をしましょうという話。
CHAPTER7 文字起こし君のコードを書いてみよう
最初に完成形のコードが記載されている。
そのあとに一から個別に小さいサンプルプログラム付きでで解説。
小さいシンプルなプログラムからプログラムを作って少しずつ理解してもらい
ステップを踏むごとにプログラムを育てていきながら
完成形にもっていくというスタイルです。
初学者にとってすごくわかりやすい進め方・内容ではないでしょうか。
CHAPTER8 もっとディープなプログラミングの世界へ
初学者向けにプログラミング学習の進め方を解説しています。
- エラーが出たときの対処法・考え方
- 自分がまず何を作りたいのかを決める
- メンターを見つけて質問する
- プログラミングの基礎を固める(progateとかのサービスをうまく使おう)
- クローンアプリを作る(言語のチュートリアルなどを活用して写経する)
気づき
AIを使ったアプリ実装の敷居は確実に低くなってきている。
この本に出てくる「Google Cloud Vision API」に限った話ではなく、
AIのサービスは年々簡単に使えるものが増えてきており、
アプリ実装の敷居が確実に低くなっていると思います。
AIについて知見を得られるものではない
Google Cloud Vision APIを組み合わたアプリ開発のやり方を学べるのですが
AIについてやれ「機械学習がー、深層学習がーアルゴリズムがー」といった
専門的な知見を得られるものではありません。
そこはGoogle Cloud Vision APIに内包されており、うまくやってくれます。
なので、アプリを作る人は難しい専門知識を持たなくても
アプリを作れちゃいます。そこがすごい。
Google App Scriptの使い方がよくわかった
自社でGoogle App Script(GAS)を使ったアプリを作ってる人がいてうらやましいなーと
思ってた矢先にこの本のおかげでGASアプリ作成の流れを大まか把握することができたのは
非常によかったです。GAS便利だわー。
おまけ:「文字起こし君」を実際に作ってみた
自分も「CHAPTER7」の内容をもとにプログラムを写経しながらアプリを作りました。
だいたい3~4時間で完成することができました。
プログラム経験のあるに人とっては、そんなに難しい内容ではないですし
「AIアプリ」だからといって、AIについて特段知識も必要ありません。
↑本の写真を「文字起こし君」に送った結果。
ほぼほぼ完ぺきに文字起こしできてるすごい!
(書]ってなってるのが惜しい。((著)が正しい)
↑手書き文字写真を「文字起こし君」に送った結果。
手書きだと精度が落ちてしまうみたいです。
自分がけっこうクセ字なんでうまく読み取れなかったかなー(笑)
以上でーす。